働く上で必要なスキル

ネットワークエンジニアエンジニアはソフト・ハードの両面からITインフラを整える事が求められる職種です。したがって、各機器の取り扱い方や接続方法、複雑な設定を正確に行うための知識が必要となります。具体的にはDNS・WWWサーバーやTCP・IPの知識や技術が重要になると言えるでしょう。

また、IT業界は最新機器やトレンドの切り替わりが早いと言われています。そのため常に最新の動向にアンテナを張って、最適かつ快適な環境を構築する情報収集力も求められるので留意しておきましょう。特にクラウド・ビッグデータ・AIやIoTなど開発競争が盛んな分野については注意深く動向をチェックしておくのがおすすめです。

ネットワークエンジニアはネットワーク構築の要件定義から保守・運用までのプロセスを網羅的に担当する事になります。よって、クライアントがどんな事を望んでいるのかを正確に把握するためのコミュニケーション能力が重要です。実装可能な機能や納期の相談に関しても、クライアントとのすり合わせが必要となる場面は少なくありません。技術的なITスキルに気を取られがちですが、ネットワークエンジニアにとってコミュニケーションスキルは業務全般に影響を及ぼすと考えておきましょう。

また、物事を筋道立てて考える事の出来る論理的思考力もネットワークエンジニアにとって大切なスキルです。クライアントの要望を満たすためにはどんな機能やシステムが適切なのか、保守・運用段階で生じたトラブルに対して有効な対処方法は何なのかなど、正確な結論を導き出すためには事態を論理的に考える必要があります。自分の作業すべてに根拠を持って冷静に仕事をこなす事が求められると言えるでしょう。